藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

ダイエット考。

特に四十を過ぎての肥満対策には「糖分制限」は効果があるらしい。
問題は、甘いものではなく「炭水化物」の制限である。

いわゆる主食、だからこれを「抜く」というのは、これまでの食文化の中で"主食"を抜くに等しい。
だから、なかなか止められないのである。

ただ、現代の、特にホワイトカラーの人たちはそうした炭水化物からの糖分を、いささか過剰に摂取している。
十分に「血糖値を抑えた生活」をしてみると、朝・昼の主食摂取は、大して必要無いことに気づく。
「お昼休みには、蕎麦や定食を食べよう」というのはあくまで週間であって、「必須」ではないようである。

また、糖分をカットして見ると割合に「頭が冴えている」ということにも気づく。
これは単純に「お昼休みのあとにぼーっとしている」という感じがなくなっているような感じでもある。

思うに、「物を食べる」というのはそれ自身エネルギーを必要とする行動だし、また食べた後にはそれらが昇華されるような「内部エネルギー」も必要になってくる。

自分たちは「ただ習慣的に食べる」ということを見直す時期にあるのではないだろうか。
本当に必要な栄養素とカロリーを、自分の生活形態に合わせて摂取する、というライフスタイルにはまだまだ先進国も至っていないと思う。

グルメに「食べたい物を好きなだけ」という時代から、急速に食文化も変わりつつある。
これからの「食べ物について」も新しい形態がまだまだ出てくるのだろうと思う。

流行りでなく、本当に「身体のためになる食べ物」を模索する道は、これからが本番なのではないだろうか。