藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

発信する力。

東大がついにネット受講を解禁するという。
いよいよ米ハーバードなどとスクラッチで勝負する時代になる。
主要な全国の大学では、もう授業の内容の無料配信が常識になっている。

つまり「授業の内容すらフリーで提供しても、学校の価値はむしろ高まる」というテーゼでもある。
実際教育とはそうしたものだろう。
与える知識の量ではなく、その寄って立つ思想教育のポリシーにこそ教育の本質があるのである。
日本の主要大学も、いよいよそんな「本質性」の競争時代に入ってきた。

実は楽しみなのは日本の大学なのではないだろうか。
ここでもメイドインジャパン、を見せてもらいたいものである。

東大、ネットで公開講座 英語で世界に発信
2013/2/23 19:15

東京大は23日までに、世界中から誰でもインターネットで受講できる公開講座を9月にも開始すると発表した。無料で受講でき、一定の水準に達したと認定されると履修証が発行される。

同様の公開講座は、米スタンフォード大やハーバード大など海外の一流大学が相次いで始めているが、国内では初めて。先行して実施している海外の大学では10万人を超える受講者があり、江川雅子理事は「国際化戦略の一環だ」としている。

講義は英語で行われ、当初は村山斉特任教授の「ビッグバンからダークエネルギーまで」と、藤原帰一教授の「戦争と平和の条件」の2講座を開設。受講者は一定の期間内に、オンライン授業と自習課題を組み合わせて勉強を進める。講義のレベルは通常の授業と同程度にする。

公開講座は、すでに60以上の大学が参加している米コーセラ社のシステムを利用する。登録は同社に開設した東大のホームページから。アドレスはhttps://www.coursera.org/todai
〔共同〕