藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

Our door is always open.

安倍政権の消費税増税の決意について世論で51%が評価しているという。
大したもん、というか驚いた。
どうも自分も含めて、つい色々と経験してくると、十代の頃と違い「ああ、あいつはできないよ」とか「役人はダメだ」とかとかくステレオタイプに陥りがちである。

経験が伴って、キャリアを積めば積むほどこの「思い込み」は強くなる。
(しかもあろうことか自分ではそれが"大人の知見だ"などと思っている)
年とともに注意が必要だと思う。

安倍政権も第二次であり、前回の退陣劇と、その後の政権交代、震災を挟んでの政府や官僚の右往左往など、一般国民の不信感はずい分高まっていたと思う。
アベノミクスの三本の矢、とかマスコミも面白おかしく囃し立てていたけれど、このような外交発言とか、消費増税の決断とか、こうした重要な仕事を幾つもこなすうち、「ある道筋」が見えても、何か本物のリーダーシップが出てくることはないだろうか、と最近思う。

まだEUにせよ、アメリカの債務不履行、さらに日本の債務、TPP、中東問題などなどであまり明るい話題はトータル的にはない、というのが世間の大方の意見だけれど、瓢箪から駒コロンブスの卵、何でも良いから「腰を据えて試行錯誤すること」を一度ゆっくりやってもらって、日本は日本の立場を本当に考える、ということをしいと政権が変わっても何も変わらない、ということを自分たちは経験している。

またこの首相の対中関係についての発言も、なかなか堂に入っている。
ただ単に「いたずらにブレない」ということだけでもずい分大変なことなのである。
願わくば、このまま現政権が「ある日本スタイル」を打ち立てて、何か「日本の形」が見えてくるようになることを強く望む。

もうぐにゃぐにゃ、ズルズル、希望なし、の日本魂は終わりにしたい、と思っているのは自分だけではないだろう。
気骨のある国、という色をぜひ纏ってもらいたい。
継続は力なり。

「対話のドアは常に開いている」 日中関係で、安倍首相
ヌサドゥア=翁長忠雄】アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会合が7日に開幕するインドネシアの有力紙コンパスは6日付で安倍晋三首相の書面によるインタビューを掲載した。緊張が続く日中関係について安倍首相は「対話のドアは常に開いている。中国が私のこの招きに応じてくれることを期待している」と述べた。
 首相は「日中は我々にとって非常に重要な二国間関係である。特に経済の結びつきは強く、互いを必要としている。ともにアジアと国際社会の安定と発展を維持する責任がある」と回答した。一方で尖閣諸島について「歴史的にも国際法的にもわが国固有の領土である。領土問題で我々は妥協しない。陸、海、空の主権を維持する」とした。
 このほか、今年が日本との交流40周年となる東南アジア諸国連合ASEAN)について「日本にとって重要な戦略的パートナーだ。友好の歴史と長期の協力