藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

アンチエイジング?

ここ十年くらい、月に何軒かは新しいお店に行くことにしている。
それを自分のノルマにしている。

何かそうしないと「勿体無い」という貧乏性な感じが半分。
自分の知らない「食」というのは星の数ほどあるから。

あと半分は何か「自分が古びてしまわないように」という"焦りの感覚"のような感覚がある。
実は「居心地のいい店」というだけなら、行き慣れた店だけに通うのが断然簡単なのだが、不思議に失敗しながらも新しい店に行く。
この辺りが「本物の酒飲み」とは違う所だろう。
本物は、やたらクンクンと新しいお店を嗅ぎまわったりはしないと思う。(嘆)
それはともかく。

新規開拓したのち再び行きたいな、というお店は半分もない。
さらに足繁く通いたい店、となると年に数軒も出会わないものである。

それでも「本当にいい店とは何か?」などと考えながら新規開拓は続く。
食材選びか?
調理の腕か?
味付けかお酒との組み合わせか?

立地か?
接客か?
値段か?
客層か?
店の雰囲気か?

いい異性に出会うくらい、出会うための努力をしないと「意中の人」とは巡り合わない。
それでも、出会う確率は低くても、やっぱり出会いを求めて今日もゆく。