藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

私のアレキサンドリア。

紙の誌面を「ジョキジョキハサミで切り取る苦労<1クリックで記事保存する手間」に今は既になっているから、新聞最大の特徴だった「スクラップ機能」については既に電子版に軍配が上がりつつある。

アレキサンドリアは紀元前にファラオが作った世界最大の図書館だが、
自分の周囲でも、ついに「漫画の単行本の購入」を止め、電子書籍に切り替える人が多くなってきた。

小林秀雄全集も民法案内も全部が電子化されて、本棚に新刊本が増えなくなったらいよいよ「書籍革命」だ。

もう「置き場所の懸念」から解放されるのだ。
個人の蔵書は数万冊が限界、と言われてきた制約は解き放たれて。

さあ自分たちは、何をどう読み散らかすのだろうか。

とは言っても、今度は「こちら」の問題だ。
無尽蔵のコンテンツがあってもそれを処理できるのは「自分の脳」だけだ。

入り口には大海が広がっても全部を取り込むことはとても無理。
これからは情報の検索とか「抜粋サービス」がより重要になってくるのに違いない。