現金の死滅。

*[ウェブ進化論]主役の交代
日経より。
ペイペイのキャンペーンが起爆剤になって一気にモバイル決済が普及しているという。
そりゃ便利ですから。
記事では「どのアプリが決済のシェアを取るか」に触れているが、何のことはない「これまでのクレジットカードの縮図」のようになるだろう。
つまりVISAとUCとAMEXみたいなことだ。
7-8個のアプリが共存して、またポイントの争いみたいになると思う。
それより問題は「現金」との関係だ。
今70歳以上の人たちは現金指向が強いが、あと十五年でどうなるだろうか。
 
どこかのタイミングで「現金排除」の波が一気に押し寄せるだろう。
それは、現在の団塊の世代(今70歳)が寿命を迎え始めた時だと自分は予想する。
つまりあと十五年くらいは、日本の小売店は「現金よさらば」というわけには行かなそうだ。
 
この十五年のギャップがどれほど他国との差になってしまっているか。
現金もクレジットすらも激減する時代がいよいよ始まった。
 
 
スマホ決済、還元で利用者拡大 7カ月で約3倍に
2019年5月31日 19:30
モバイル決済アプリ「ペイペイ」の2度にわたる100億円還元キャンペーンが盛況のうちに幕を閉じた。筆者が所属するフラー(千葉県柏市)のアプリ分析ツール「AppApe(アップ・エイプ)」によると、ペイペイの4月末時点の月間利用者数(MAU、アンドロイド・iOS合算)は第1弾キャンペーンがあった昨年12月に比べ6割増の300万人に達した。
「ペイペイ」のキャンペーンが火を付けた
第1弾は認知の獲得、2~5月の第2弾は利用回数の拡大に狙いを定めたマーケティング戦略が奏功した。モバイル決済の中心に一気になだれこんだ形だ。
ペイペイの登場を皮切りにさまざまなモバイル決済サービスが相次いで生まれる中、業界内の競争が激化しているとの見方は強いかもしれない。一面では間違いないがアプリの利用データを見ると、限られたパイを奪い合うよりも、ペイペイをきっかけに決済手段としての認知が拡大し市場全体が活性化していると言えるだろう。
モバイル決済の専門アプリのうちグーグルプレイの無料ランキングで上位に入る、おサイフケータイ▽ペイペイ▽d払い▽楽天ペイ▽モバイルスイカ▽オリガミ▽キャッシュの7アプリのMAU(アンドロイドのみ)の推移を調べた。「LINEペイ」など本体アプリの機能の一部の場合は、比較が難しいため対象から外した。
ペイペイが登場した2018年10月以降、各アプリが利用者数を大きく伸ばしている。合計MAUは4月までの7カ月間で2.9倍の670万人に伸長。ペイペイを除く6アプリの合計も2.3倍の540万人と大きな成長を遂げた。
ペイペイの一連のキャンペーンは自社だけでなくモバイル決済そのものへの認知を高めた。結果としてモバイル決済を取り巻く業界全体の底上げにつながっている様子が、データから垣間見える。
モバイル決済を含むファイナンスアプリの市場は日を追うごとに盛り上がりを見せている。AppApeでまとめた4月のMAU(iOS含む)上位200アプリの合計は、1年前の2.3倍の2100万人に達している。
今後の大きなポイントはメガアプリのマーケティング施策と新規参入だ。LINEペイではペイペイを上回る総額300億円のキャンペーンを展開。千円分のチャージを利用者同士で送りあえる。LINEという巨大プラットフォームを通じた消費が少額決済を中心に加速していることは容易に想像がつく。
さらにセブン―イレブン・ジャパンは、新たなモバイル決済サービス「セブンペイ」を7月に始める。18年6月のリニューアルをきっかけに圧倒的なユーザー獲得に成功したセブン―イレブンアプリを通じて登録できる。決済専用アプリも予定している。業界全体が拡大し利用も増える中、どのアプリがモバイル決済の覇権を握るだろうか。
[日経MJ2019年5月29日付]