藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

情報は平等になった。

広辞苑みたいなサイズの携帯電話を手に「まだまだこれが小さくなるらしいですよ」「わはははは。まさかね」と言っていたあの頃。
有線の電話が無線になり、手持ちサイズになっただけで興奮し「その先」なんて想像もできなかった。

テクノロジーがもたらす未来は、映画館で勉強しないと追いつかないな、とつくづく思う。
SF作家くらいの想像力がなければ凡人に未来は見えぬ。

それはともかく。

情報だけは便利になった。
洪水のように降ってくる。

ただ本当に大事な知識とか、極秘ネタなんかは相変わらずネットには乗らない。
人知れず手から手に渡されるのは太古からの慣わしだ。

それもともかく。
どこの会社が倒産したとか、
どの業界でM&Aがあったとか、
Googleamazonが会社を買ったとか新サービスを発表したとか、
アメリカ政府のこととか、イギリスやEUが、中国や中東がしていることとか。

そんな情報については、実に平等になった。

今や自分たちが見ている世間は、ほとんど差がない。
皆「同じもの」を見ている。

ということは「それ」にどう反応していくか、が試される時代なのだ。
センスが問われると思う。
(つづく)