藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

初めからアポトーシス

*[次の世代に]自分たちのけじめをつける。
生物学やコンピュータ工学では、アポトーシスという概念がしばしば話題になる。
一言で言うと自分で自分を消滅させてしまう機能の事だが、このたびのコロナ禍で色々と考えさせられることが多い。
それはこんな事でもないと「それまでに積み上がったもの」はどうして容易には変えらられない“怪物“になってしまっていると言う事実である。
思えば江戸の始まりとか終わりとか、明治の始まりとか終わりとか、戦争とか終戦とかそういった荒療治がないと、「それまで積み上がったもの」はずっと変わらないままだったということに気づく。
 
これから新しいコロナ後の新常識みたいなものが色々と出来てくると思うが、
今度の新しいルールや常識を、いつでもリセットできるような仕組みをあらかじめ考えておかねばならないと強く思う。
"既成事実"が出来てしまい、またさらに"規制"がどんどんとかけられ、そして「それに利権を得たり」してしがみつく人たちがどんどん積み重なる。
今の日本は、確実にそんな風になっていると思う。
 
若者が未来に対して厭戦気分を味あわないためにも、大人や老人たちが作った"保身のルール"は、常にリセットできるようにしておく必要がある。
 
年寄りこそ、自分たちを律せねばならないと思う。(戒)