藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

多眼と単眼

*[経営]シンプル法。
福祉やITなど、特定の業界の会社を数多く回っていると、質的な共通点とか、あるいは強みや弱みなどが見えてくる。
 興味深いのは、そうした「構造の特徴」に注目して考えれば、それを強みに変えていくことができそうなことである。
例えばIT企業であれば、メーカーや新技術に近づくとか、あるいは特定の業種に特化して尖った特徴を持つとかいうことだ。
 介護施設なら、介護保険に頼らない自費サービスを増やすとか、あるいは他所にはないアクティビティーを増やすとか、独自の機能訓練ができるとか。
どれも決して「特別なもの」ではない。
すでにそうした特徴で強みを出している会社はいっぱいある。
つまりは戦略だ。
 
だがビジネスを広げ組織を大きくしていく過程で、意思決定の仕組みは滞り、頭に体がついていけなくなってしまう。
 
もしも自分の会社が3人だったら。
どんな分野の仕事に進出して、どんな強みを発揮するだろうか。
そしてどのくらいのサイズにしたいだろうか。
 
いちど思考をコンパクトにして考えてみると、方向感が定まりそうだ。
あれもこれも、ではなく。