藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

コントロール

*[次の世代に]これからを考える。
段々と歳をとり「振り返る人生の方が長くなる」と、どんどんと俳句のように単純化して考える風になってきた。
50年とかはあまりに長いから、いちいち細かい部分を眺めてはいられない。
 
自分のこれまでを一言で表現するとか、どんな最期を迎えるのかとか、そんな極論をよく考えるようになる。
何か「自分の意味」を探そうとするのだ。
多分、そのまま「自分が消えてしまうこと」に喪失感とか恐れを無意識に感じているのだと思う。
だから自分の意味を考えたりする。
がもともと、それほど深く考えて生きてきたわけではないから、大した意味は見出せないのだ。
 
むしろ自分の一生を「こんなものにしてやろう」と考える度量があれば大したものだ。
過去のことは変えられないから、その過去を土台にして「これからのこと」を考える他はない。
人生のまだ前半の人には(大病でもしない限り)そんな視点はないのじゃなかろうか。
さてどんな風にするかを考えてみませんか。