藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

便利と向き合う(1)

*[ウェブ進化論]マイナスよりプラスは?

もうすでに町の居酒屋でも現金を使うことが珍しくなってきた。

まだ月末のATMに並ぶ人たちがいるけれど、銀行の窓口はかなりスカスカだ。

ドラッグストアとか携帯ショップの店員さんが見られるのは一体いつまでだろうか。

「飲食業や介護、そして一部の営業職」意外には人は残らないような気すらしてしまう。

駅の改札にはずらっと駅員がいて、切符にハサミを入れていたのは幻ではない。

個人の認証技術はますます進み「人の手間」はますますいらなくなる。

街中で働く人を見ると、しばしば「この仕事、なくなるだろうな」という思いがよぎるのは自分だけではないだろう。 

 それにしても「そういうこと」ばかり考えていては片手落ちというものだ。

人が「手間仕事」から急速に解放されていくから、「だから人がやろうよ」ということを考えるべきだと思う。

 

webソフトの発達で「どうしても会いたいこと」とそうでもないことがはっきりしてきている。

5Gなどで、テレコミュニケーションの質が"もう一段階上がる"これからは「人対人」のサービスがより先鋭化するのに違いない。

昔はデジタル機器を使うかどうかで「現代人かどうか」みたいなことを計る風潮があったが、これからは「温かみがない」などと言っていてはこちらが取り残されることになりそうだ。

けれど「居酒屋のオヤジ」はなくならないだろう。

(つづく)