藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

今年の獲物

*[次の世代に]

今年はコロナ禍のおかげで、皆が岐路に立たされた。

そんな中でも

前向きなことを考る人

あまり先など考えない人

後ろ向きになり諦めムードの人

に分かれていたように思う。

中でも、自分が特に印象深かったのは、大企業の人ほど「あまり先のことを考えていない」と思われたことだった。

いわゆる大船に乗っているから、「世間の海のうねり」をほとんど感じていなかったように見えた。

逆に中小零細の経営者は「わが小舟が木の葉のように揺れている」のに敏感で、今打てる手は何か、この先もっと事態が悪くなったらどうするか、というようなことを考えるのが素早かったようだ。

 

来年以降、さらに厄介な事態が訪れる可能性もあるし、そうなった時に国や大手の「他人頼み」にはできないことも、今年得られた大きな経験値だったと思う。

 

自分もそもそもの「仕事の原点」について考える貴重な一年になった。

人は「負荷がかからないと成長しない」と言われるけれど、自分に負荷をかけてどの程度の成長を促すのかという「筋トレ思考」がこれからは必要なのだろう。

 

「セルフ筋トレ」は来年からのキーワードではないだろうか。