藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

悲観の覚悟

*[次の世代に]一年経って見えてきたもの。
なんとなーくだが、コロナ禍の影響がリーマンショックくらいのダメージでは済まなそうだという事がリアルに感じられてきた。
収束までの期間の長さを考えても、リーマンの数倍は酷いのではないだろうか。

「金融の何か」とか「サブプライムローン」とかいう分かりやすい危機ではなく、伝染病が現代に広がる恐怖というのは、「回復に非常に時間がかかる」ということのようだ。

ワクチンの開発はともかく、世界中の人が元々の「ゼロレベルの安心」にまで戻るのには、コロナ当初の予測のように数年はかかる、という心づもりで今後を考えた方が良いと思う。

今聞けばリーマンショックも、その影響は、その後結局8年くらい経って倒産などが増えたらしいと聞く。
楽観して「そのうち元に戻るだろうというのは、そのまま"茹でガエル"になる可能性が高い。 
茨の道がまだ5年以上も続くというのはウンザリする話だが、そうハラを括って考えるのなら、また考えようも出てくるだろう。
 
災厄は早く終わって欲しいものだが、ここは冷静に悲観的になりましょう。