*[次の世代に]凡者の戦略。
最近、大企業の人に自分の会社のことを説明するのに「弱者の戦略でして」という言い方をしている。
本当なのだ。
貧者の戦略という言い方は少し悲しい。
「小資本の攻め方」といえばちょっとカッコ付けているだろうか。
それはともかく。
一言でいえば「誰もやっていないこと」を探すことだ。
で、本当に"世界初"が簡単に見つかるかというと、そんなわけない。
ノーベル賞の技術でも「同時にアイデアを思いつく人は12人いる」というから、まずそんなものは見つからない、と考えた方が自然である。
じゃあどうすんの?ということで、弱者なりに考えるわけだ。
一つの分野とか技術とかスキルで世界のトップになるのは、まず不可能だ。
というか今の自分は世界と関係ないし。
日本一でもまず難しいだろう。
だから「複数の分野の掛け合わせ」を考える。
例えばIT×法律×福祉とか。
"関係はあるけれど、異質"な物を組み合わせる。
最近流行っている「ハンコレス」のサービスなんかはそのヒントだ。
できればそれにさらに、×福祉、とか×安全とか、×起業とか。
そんな風に「異質なものの掛け合わせ」をすると案外、ユニークなアイデアが出てくるような気がする。
ビジネスのアイデアを考えるのに、何かヒントになりそうな気がしている。