*[次の世代に]実は真理。
ことわざ、というのは先人の教えだけあって、含蓄の深いものがとても多い。
「ことわざ辞典」とか、もうそれだけでいろいろと読み物になって楽しめるものも多いが、それでは本末転倒である。(←ことわざ?)
それはともかく。
損して得とれ、というシンプルなのがある。
がこれが深い。
つまり「先に損をせよ」というメッセージである。
「先に損したら、ずっと損し続けるじゃないか」というのは浅はかな了見だ。
「実は、先に損をするような行為をしておけば、最終的に特になるのだよ」という実に古典的な教えである。
でもこれを実行できる人はリアルにはとても少ない。
言ってしまえば。
「先に損をせよ」ということだ。
宝くじを買うのはお勧めしないが、まあなんでもいい。
成功しそうにない若者を応援するのでもいいし、
またリタイアして行きどころのない人を雇うのでもいい。
「先に損をせよ」だ。(何回もいうが)
その先に何が待っているかは、その先のお楽しみというもの。
予め企んで、何かを期待して"損"があるのではない。
もうなんだか分からないでも「先に損をする」ということを考える。
これってかなり斬新な提言だ。
「駆け引き」は捨てて。
「まずは損をする」
なんだか究極のボランティアの教えに似ているが、実は似たような教えなのかもしれない。
"損して得とれ"を今一度考えてみましょう。