藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

急がば回る

*[次の世代に]実は真理。
ことわざ、というのは先人の教えだけあって、含蓄の深いものがとても多い。
「ことわざ辞典」とか、もうそれだけでいろいろと読み物になって楽しめるものも多いが、それでは本末転倒である。(←ことわざ?)
それはともかく。

損して得とれ、というシンプルなのがある。
がこれが深い。
つまり「先に損をせよ」というメッセージである。
「先に損したら、ずっと損し続けるじゃないか」というのは浅はかな了見だ。

 「実は、先に損をするような行為をしておけば、最終的に特になるのだよ」という実に古典的な教えである。

でもこれを実行できる人はリアルにはとても少ない。

 

言ってしまえば。

「先に損をせよ」ということだ。

宝くじを買うのはお勧めしないが、まあなんでもいい。

成功しそうにない若者を応援するのでもいいし、

またリタイアして行きどころのない人を雇うのでもいい。

「先に損をせよ」だ。(何回もいうが)

その先に何が待っているかは、その先のお楽しみというもの。
予め企んで、何かを期待して"損"があるのではない。

もうなんだか分からないでも「先に損をする」ということを考える。

これってかなり斬新な提言だ。

「駆け引き」は捨てて。

「まずは損をする」

なんだか究極のボランティアの教えに似ているが、実は似たような教えなのかもしれない。 

"損して得とれ"を今一度考えてみましょう。