藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

ゲームチェンジ(2)

*[ウェブ進化論]自分たち"個人"は変わった。

企業の時価総額とか、生産指数とかGDPで「国どうしの力」みたいなものを未だに測っている。

自分が物心ついた時はすでに「そういう尺度」が幅をきかせていた。

だから「なんだかちょっとしっくりしないな」と思いながらも今まできた。

だって学校の先生も、経営者も評論家も政治家もみんな「その目盛り」でばかり世の中を語るから。

そういえば20年前、ミャンマーの農村に行った時「私たちはお金はありませんが豊です」と村長さんが言っていた意味は、今頃になってジワジワ染みてきている。

いろんなことの意味は、「見えない目」には見えないものである。

農業指向で「農薬よりも害虫駆除に人手を使う」彼らの農法は、今や"一周回って"いるのではないだろうか。

 

日本では、90年代バブルの時に「高収入・高消費・都心生活型」が何よりかっこいい、というブームがあったが、昭和の高度成長期を色濃く反映した「燃費の悪いライフスタイル」は平成の30年でずい分変わった。

 

今や「バブル成金」タイプの人は少ないし、そうした人が「かっこいいお手本」ではなくなっている。

つまり「人」はすでにずい分変化している。 

 

変わっていなかったのは企業なのではないだろうか。 

(つづく)