*[ウェブ進化論]そうとうな拘縮。
日経の記事で見つけた「迷走する東芝」の記事。
そうした原因を著者は「たこつぼ化した縦割り組織」「上意下達な社風」「官への依存体質」だったと指摘しているが、その3つは今の東芝にそのまま当てはまるから驚きだ。
「タコツボ化した組織」「 上意下達」「官への依存」。
まさしく「昭和にたまった澱(おり)」そのものだ。
これが日本のトップ企業なのだと思うと、まだまだ先は遠そうだ。
上場企業のガバナンスについて、いろんな改革がされてきたけれど、どうも浸透している様子は薄い。
日本のESGやSDGsはお座なりだ、と言われるのがよく分かる。
ちょっと「社会性の仮面」を被っては見たけれど、その下の顔はご覧の通りだ。
それでもそうした旧式の「越後屋体質」が表面に出てきたことが吉兆なのかもしれない。
何しろこれまでは「闇から闇」へと葬られていたことだ。
自分はどうも「もの言う株主」というやつがあまり好きではないけれど、こうした「公益に巣食う昭和の残党」は彼らが炙り出してくれているようだ。
"とことん株主重視"にはならないと思うけれど、それにしても「日本の根深い遺伝子」についてはこれからも考えていかないと。
自分たちは「かなり、変われぬ存在なのかも」と思ってこれからのことを考える必要がありそうだ。