藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

原理は何か

*[次の世代に]釣りから見えるもの。

どうしても自分たちは、分かりやすいものを求める。

そんな性質がある。

ジョブズが成功したたった一つの理由」とか

イチローが大事にしていた7つのこと」とか。

それで自分がジョブズイチローになれるはずもなく。

でも何かのヒントを得たいと、凡人は虚しく記事をむさぼることになる。(嘆)

ただそんな現象を見てこそ「自分たちのマインド」を知ることもできる。

 

例えば丸善とかジュンク堂に行ってみて、店頭に並んでいる本のタイトルを見るだけで、世間ではどんなことが関心になっているのかが分かる。

さらに週刊誌の見出しを見てみると、どんなゴシップネタが今みんなの関心を惹いているのか、ということも見えやすい。

例えば「成功者が大事にしているたった一つの考え」というのは、まさに「たった一つの目標で成功できればいいな」という一般の人々の欲求の現れなのだ。

その一つだけで成功が手に入るわけではなく、しかしなんとかそんな「エッセンス」を吸収してみたい、という消費者心理をうまく突いているわけだ。

 

なので書店や雑誌の販売広告を「ハハァ、こんなことが今世間の関心なのだな」とか「ビジネスマンはこんなことに興味を寄せているのか」というような勉強のために眺めてみるのがいいだろう。

 

正解はそこにはないが、世間の関心がそこにある。

そこから先は自分で考えるしかないだろう。