*[次の世代に]後半のこと。
太陽を中心にして1年を計り、グレゴリオ暦で閏年を正確に計算した先人の知恵はすごいと思う。
それにしても人間の年齢をカウントアップしていくのは、どこか残酷である。
年齢で他人と比較したくもなるし、平均寿命とか言われるとどうしても気になる。
何をグチグチ言ってるのかというと自分の誕生日のこと。
58にもなれば二十代、三十代、とかいうのとは別の冠である"還暦"がもう真後ろにいる感覚だ。
そしてそれからは十年ごとに古稀だなんだと漢字2文字が死ぬまで続く。
こういう時こそ例の"またヤツが来た"精神で落ち着いてプラスに考えたい。
人生を10年で区切ったり、12年でまとめて考えるという話もよく聞く。
自分の時間の使い方はそんな風に"区切って見る"ということをしないと流れるように過ぎてしまうよ! という先人たちのアドバイス。
昔はどう考えても人生の中心は20-60歳くらいまでで、その後は「余生」だったのが、その余生が40年もあるとしたら、むしろ体力の落ちてゆく後半の方がよほど問題だ。
若さのままに生きられず、社会が易々と受け入れてくれる環境でもない。
「自分の生きる場所を自分で作る」という戦略が一番求められる年代になるだろう。
40歳くらいになったらそろそろ考えてみた方がいいと思います。