*[次の世代に]演技が鍛える。
よく「場が人をつくる」といわれる。
思慮分別の浅かった人が、重要な役割を任されるにつれて言動を慎み、「分別ある振る舞いをすること」によって、実際に成長してゆく様子をさす。
やんちゃなジャイアンが正式にリーダーに選ばれた途端「頼もしいやつ」に変わる。
自分にも心当たりがあるあるある。
そんな重責を追うつもりはなかったのにそんなことに。
けれど乗り掛かった船、というようなことだ。
で何がいいたいか。
若いほどに「そんな立場に立ってみる」ということをお勧めしたい。
また、今エラい人は「下々の目線」に立ってみたほうがいい。
思わぬ景色がみえると思う。
それもともかく。
思わぬ役割を引き受けることで、当初は戸惑い、けれど周囲の期待を感じてそのように振る舞う。
最初は"演技"である。
けれど演じるうちに、その本当の役割を考えるようになる。
「自分に期待されているのは本当は何か」ということを。
そして本気で期待に応え始める。
そしてミッションとか信念とかの言葉を編み出し、本当に「そんな存在」になってゆくのだ。
思えば最初からリーダーの人などいない。
全てのリーダーは作られているのだ。
"リーダーの出現"をただ待つのではなく、自分たちでリーダーを作ろう。