*[ウェブ進化論]DXのお手本。
昨年、何十年かぶりにディズニーランドに行ってみて驚いた。
テーマパークを囲うように周辺をホテルが固めているのにも驚いたが、何より「一体化したシステム化」にはとても驚いた。
入場チケットはもちろん、共通のIDでの周辺のホテルや施設での利用履歴の記録とか、
施設内のアトラクションの予約や優先枠の申し込みなどが実現している。
どこよりも閉じた世界でのDX化が進んでいるように感じた。
何よりも助かるのは、施設側の人的負担だろう。
ほぼ全てがデジタルで管理されているから、スタッフは「例外のアナログ対応に備える人員配置」だけで事足りる。
高齢者とか幼児とか、「ちょっとスマホでは無理」という人たちは、比率としては一割以下ではないだろうか。
リアルタイムの空席情報もスマホで。
レストランメニューの注文もスマホで。
お土産の在庫情報もスマホで。
それでいて、従業員は「来場者のおもてなし」に専念できるのだとしたら、デジタルの使い方としては大成功だろう。
ディズニーランドには、そんなすぐれたシステム担当者やベンダーがついているのに違いない。
今喧しい「DXあれこれ」でぜひ成功事例として紹介してはどうだろうか。