*[ウェブ進化論]またコトは起きる。
未来思考とか未来志向とかいう言葉はよく聞くけれど「思考」の話。
前代未聞のコロナ騒ぎではっきりしたことは、世界中で「発生から三年近くを経ても、未だにハッキリしない新たな感染症」なんかが現代にも出現したことだろう。
そして現代の専門家の知見を以ってしても、これほど「予防対策や治療や症状や感染の見通し」について右往左往するようなことがあるのだ、という教訓をもたらした。
さらに相手の正体が分からないのに、それのもたらす経済や貿易への影響とか、働き方とか人々の価値観の変化とかなんて、いま思えば予想がつくはずもなかった。
ここ二十年で起きた天災やテロの場合は、大きな災厄が「起きてから」はなんとか"復旧"へと一本道に道筋は見えていたけれど、この度は世界中でみんなが"終わりのない不安"に苛まれた。
福島原発の問題はまだ解決していないけれど、それでも被害は日に日に回復していく。
「未来を予測することは相当に困難だ」、ということを今回思い知った自分たちだけれど「考え方を未来的にする」というのはどうだろうか。
それは「こういうことはまた起きる」という前提で"本気の準備ができるかどうか"ではないだろうかと思う。
仕事や家族や、エネルギーとか日常生活とかについて「便利一色」「ひたすら自動化」「サブスクでおまかせ」ばかりを追求していくのを少し見直して、"自分のエコ化"を考える機会にしてはどうだろうか。