藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

緩急なしに

*[次の世代に]いつだって本番にする。

自分たちは怠惰な生き物だから、つい「外的状況次第」で反応してしまう。

つまり安心できる安全な環境では、およそ何もしない。

警戒心ゼロである。

これが一転アウェーで未知なジャングルに入る時には緊張して身構える。

例えばフィリピンの繁華街を一人で歩くときは緊張する。(知らない人が跡をつけていたりするし。こわっ)

けど日本の街中をぷらぷら歩いているときはノーガードだ。

 

で、例えば仕事で仲間内との打ち合わせはリラックスしている。

これがお客先とか、ましてや大企業のお偉いさんを訪ねる時にはとても緊張したりするものだ。

意中の異性に声をかけてデートに誘う、なんて若いころでは「最も緊張する瞬間」だったはずである。(懐)

そんな風に「相手や周囲の環境によって態度が変わる」のは、実はもったいないことでもある。

どうせコミュニケーションするのなら、すべて本気で臨んだ方がトレーニングになるはずだ。

 

だから友人を飲みに誘うのも、家族と食事するのも、親しいお客と話すのも「全部本気モード」にしてみるのはどうだろうか。

『私の辞書には「手抜き」という文字はない』なんて。

そうして普段からスパーリングをしていると、大事な本番になっても練習ができている。

 

「すべての場面に本気で向かう」というのは案外大事な鍛錬なのではないだろうか。

結構、日常が変わるものです。