藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

景色考(3)

*[ウェブ進化論]自分の景色を追う。

ここ何日か「"自分から見える景色"とその先」について書いてみた。

若い時分は「先のことなど気にしない」し、社会人になると「稼ぐこと」を中心に考える。

そしてそろそろ五十代も過ぎると、ようやく「人生の意味」について考え出したりするらしい。

要はそのくらいの年になるまでは、まあ「毎日が一生懸命」で猪突猛進だったのだ。

周囲のみんなもそんな風だったから、特に自分に違和感はなかった。

 

それが急に"個性の時代"になり、「生き方の多様性」「家族や暮らしの多様性」「自分の仕事の多様性」が一気に開花しようとしている。

あまりに急に選択肢が増えたので、今の若い人は戸惑っているのだと思う。

けれど混乱は早々に落ち着いて、「かなり思い思いの景色」を描き始める人たちが増えていくだろう。

終戦から高度成長期、平成の停滞を経てようやく「自分の絵を描く時代」に入ってきた。

価値観は多様化していて、これまでのように「経済成長」が最優先ではない。

物づくりが「大量生産やコストダウン至上主義」から「個性や物語ありき」に変わってきているのだ。

 

この波は、変わり始めるとその影響は強く、これまでの「大量製品ありき」を瞬く間に変えてしまうのではないだろうか。

 

いよいよ"個性の時代"の幕開けかもしれない。