*[ウェブ進化論]仮想空間という緩衝。
昨日メタバースが性差とか年齢とか人種とかいう「あらゆるギャップを吸収する」存在になるかもしれないと書いた。
実際にリアル世界では「シニアだから」とか「外国人だから」とか「未経験だから」という理由で"門前払い"になるケースはとても多い。
そんな余計な情報に囚われることなく、「実力本位」で仕事ができる環境があればいい。
そしてそんな環境ができてきたら人種も言語も宗教も関係なく「スキル本位の仕事場」が形成されていくのではないだろうか。
「雇用契約も、報酬も全てお互いに自由」。
ブロックチェーンを使って契約書を交わし、「成果と報酬」も事前に合意しておく。
何かトラブルが起きたら「サイバーロイヤー」が登場して事態を収集するのだ。
いざトラブルが起きたら、そこから作戦を考えるのではなく「あらかじめ合意しておく」というのは何より重要な予防の方法である。
つまり仮想空間を通じて、世界的な仕事のシェアと交流が進む可能性があると思う。
対象は広く手芸でもプログラミングでも、習字でもデザインでも技術研究開発でもいいだろう。
「やりたいプロジェクト」を自由に挙げて、参加したい人は世界中からエントリーできる世界。
仮想空間のアバターは単なるアイコンではなく、史上初の「フリー国民」になるのかもしれない。