藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

シニアに備えて(2)

*[次の世代に]準備は常識に。

自分より2-3歳年上の先輩たちが、それはもうリアルに「迫りくる定年とその後」について話しているのを間近で聞いていると、ぜんぜんそう遠くない先に自分も全く同じところに立つのだなぁと不思議な気分になる。

見ていると、まるで海岸で突然波にさらわれるような気分なのではないかと思う。

それほどリタイヤ後の準備というのはメンタル的にも制度的にも整っていないのだろう。

多くの人が今のままのマインドセットで定年になるのだとすれば、ほとんど何の準備もなしに「知らない世界に放り出されるような気分」になるのではないだろうか。

その時が来るは事前に百も承知のはずなのだけれど…

 

急激に平均寿命が延びたことが原因とはいえ、自分なりに過ごし方を考えておかないと本当に持て余してしまう人が激増しそうな気がする。

それほど「60代の雇用事情」はよろしくない。

能力があろうがなかろうが、雇う企業が圧倒的に少ないのだ。

 

法律や制度が急には変わらない以上、個人事業主や起業などを準備しておくのは当たり前のことになるだろう。

幸いにもコロナのおかげででリモートワークの部分だけは一気に進んだから、そんな環境を利用して何かやりたい事を蓄えておく必要があると思う。

 

さて「時間だけはたっぷりある」という状態になる自分はいったい何に関心を持つのだろうか。