藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

改めて生産性(10)

*[ウェブ進化論]解放される私たち。

今の自分たちの仕事が「自動化できるものとできないもの」に分かれる時代、技術のレベルがどんどん上がってきたこともあり、実はもう今の自分たちは「かなり自動化可能な時代」になっている。

想像してみてもらいたいが、今の自分の仕事で「こればかりはコンピューターやAIでもやれますまい」という仕事はどれだけあるだろうか。

 

そしてそんな「自動化後」の自分たちの日常はどんなものだろうか。

通りの自動車はほぼ無人だし、公共の交通機関にも人はいない。

街中の小売店にも人はまばらで、客はディスプレイを見ながら整然と買い物をしているかもしれない。

「人手でする仕事」というのがいかに贅沢なものだったのか…

という時代になると思う。

 

これからは「いかに人の介在をなくすのか」ということがテーマになり、実際に街中からは「わざわざ人が担当する仕事」は激減するだろう。

 

「二十年後には人口の一割しか働いていない」というレポートもあったが、大きく外れないのだとすれば、自分たちの労働時間は相当少なくなりそうだ。

 

今の自分の仕事も、その八割がたをコンピューターが担ってくれるのならば、残った時間はようやく「手間仕事」に費やさずに、違うことに使えるようになる。

 

「何かの生産」とか「タスクの処理をしないでいい時間」がたっぷりできて、ようやく自分たちは「そもそもの時間の使い方」について考え始めるのだと思う。

 

自動化がいよいよ人類を解放するのではないだろうか。