藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

必要条件(2)

*[ウェブ進化論]急がば回る。

国の根本の目的は「国民が飢えず安全に暮らせること」だという。

言うは易しだが、なぜ世界中はこれほど摩擦が絶えないのだろう。

それはともかく。

 

個人でもFIREというのは、実は「巨額を稼いで働かない」というのが目的ではなく、この「飢えずに安心」というのが核心なのではないかと思っている。

そして家族とか地域とかの単位でも、そういうことが肝心なのではないだろうか。

 

そこで思うのは利益団体が徒党を組んで業界の利権を主張し、政治家を立てて争うのではなく、まず大きく「飢えずに安心できる国」を一致して目指してはどうかと思う。

まだ大人たちは昭和世代だから「自らの利権を主張すること」が正義であり、「自分たちがまず裕福になること」が生きる目標だと思っている。

 

「オレだけ世代」と言っていいだろう。

 

けれど今の若い人にそうした特徴はあまりないようだ。

ガツガツしないし、体裁を気にして自分の生活を犠牲にしたりもしない。

出席もしない大学にも行かないし「取り敢えず働く」ということを避ける人も多い。

 

いずれは「飢えずに安心党」などという政党が現れて若者の支持を集めるのではないだろうか。

行政の無駄を嘆く声は強いけれど、それよりも"まず安心"を目指してみれば、解決の道は案外見えてくるのではないかと思う。