藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

原点の目で見る

*[ウェブ進化論]もしも、ではなく。

マイクロソフトの株価はこの二十年で18倍に。

アップルの株価はこの十四年で55倍になっているという。

 

逃した魚は大きかった、という話だが実は「こういうこと」はこれからも続くだろう。

ITとかバイオとか医薬業界とか。

そういう業界をフラットに眺めてみて「これからのマイクロソフトやアップル」を探してみればいいと思う。

 

自分たちの昭和世代がマイクロソフトやアップルの出現時に抱いた「独特の違和感」を思い出す。

何か「コンピューターを使う元気な新興企業が出てきたらしいが、そんなに浸透するものかなぁ」とほとんどの人が考えていたと思う。

i-Phoneなどは、携帯電話が普及してからのデビューだったから「ちょっとした携帯の改良品でしょ」と誰もが思っていたのは有名な話だ。

 

つまり自分たちの感性というのは、そのくらい鈍いということを自覚したい。

そして今伸びているシェアビジネスとか、IoT企業などで「実は次の化け物は誰か?」という目で眺めてみれば、案外「次のアップル」は身近なところにいるのかもしれないと思う。

「投資で株を買う」と思うから、いろんな財務の指標とかアナリストの分析なんかが気になる雑音になるのだ。

 

これからの有望企業を推理してみるのは、時代を感じる力にもなるのではないだろうか。