*[次の世代に]人生の一割は健康ではない。
日本人の平均寿命は、男性が81.64歳、女性が87.74歳(2020年調査)。
そして「男性は9年間」「女性は12年間」
これは「平均・要介護期間」で病気や認知症などで他人の介助が必要な期間の平均だ。
9年から12年もの間、自分より若い人たちの手を煩わせる、と聞くとそれだけで憂鬱になってくる。
自分たちの「人生の最後の一割ほど」は「普通は要介護」になっている、という事実は認識しておくべきだと思う。
ただこうした数字を事前によく知っておけば、総じて「日頃の行い」も変わってくるのではないだろうか。
というより「変えていかないと」という気にもなってくる。
健康寿命というのは「心身ともに自立していられる年齢」のことで、人生が長くなればなるほど患わずに最期を迎えるというのは難しいことになってくる。
将来自分を介護してくれる誰かのためにも「寿命よりも健康寿命」を意識したいものです。