*[ウェブ進化論]安全と挑戦の中で。
これまで生きてきた中で、何度か「大きめの失敗」を経験してきた。
仕事でもプライベートでも。
今思い返すと冷や汗を かくような、恐ろし恥ずかしいものもたくさんあった。
若気の至りとはよく言ったものだが、年を重ねると臆病になって「そうした素直な失敗すらできなくなってしまうってこと」には注意が必要だと思う。
自然と「自分の世界」が縮まっているのに気づかずに老いてしまうようだ。
それはともかく。
そういう目で過去の自分の失敗を振り返ってみると、案外と「どうしても避けえなかった」というものはなかったような気がする。
つまり「もらい事故」のようなことではなく、当時の自分に「明らかに配慮の足りない点があった」と思えるものがほとんどだ。
ということは、もう一度同じケースになれば、今度は未然に失敗を防げるのかもしれないな、とも思うけれど、実は「過去と全く同じケース」というのはまずなくて、だから何度も痛い目を見ている、ということにも注意が必要である。
失敗しないためには「事前の慎重さ」はとても重要なことなのだ。
けれど不思議なことに、この慎重さをいくら備えていても「成功への道筋」はあまり見えない。
"失敗を防ぐことと成功すること"というのは似ているようで実は全く非なる性質なのかもしれない。
成功を目指すことと、失敗しないこと、というのは一見着地が似ているようで、実は全然違うメンタリティで動いているのだ。
できれば失敗を恐れずチャレンジしよう。