藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

攻めと守り(1)

*[ウェブ進化論]安全と挑戦の中で。

これまで生きてきた中で、何度か「大きめの失敗」を経験してきた。

仕事でもプライベートでも。

今思い返すと冷や汗を かくような、恐ろし恥ずかしいものもたくさんあった。

若気の至りとはよく言ったものだが、年を重ねると臆病になって「そうした素直な失敗すらできなくなってしまうってこと」には注意が必要だと思う。

自然と「自分の世界」が縮まっているのに気づかずに老いてしまうようだ。

それはともかく。

 

そういう目で過去の自分の失敗を振り返ってみると、案外と「どうしても避けえなかった」というものはなかったような気がする。

つまり「もらい事故」のようなことではなく、当時の自分に「明らかに配慮の足りない点があった」と思えるものがほとんどだ。

 

ということは、もう一度同じケースになれば、今度は未然に失敗を防げるのかもしれないな、とも思うけれど、実は「過去と全く同じケース」というのはまずなくて、だから何度も痛い目を見ている、ということにも注意が必要である。

失敗しないためには「事前の慎重さ」はとても重要なことなのだ。

 

けれど不思議なことに、この慎重さをいくら備えていても「成功への道筋」はあまり見えない。

"失敗を防ぐことと成功すること"というのは似ているようで実は全く非なる性質なのかもしれない。

 

成功を目指すことと、失敗しないこと、というのは一見着地が似ているようで、実は全然違うメンタリティで動いているのだ。

 

できれば失敗を恐れずチャレンジしよう。