*[ウェブ進化論]失敗に感謝する。
若いころは失敗することをただ恐れた。
恥をかきたくないという気持ちが一番にあったとも思う。
自意識過剰、とも思うが思春期というのはそういう時期なのだとも思う。
ああそれがセイシュン。
けれど、実際にはそれ以降の人生では上がったり下がったりという凸凹がずっと続くことになる。
若いころに一番嫌恐れていた「失敗」とか「挫折」とか「理不尽」なんかがたくさん待ち受けている、というのが普通の人生だと言っていいだろう。
そしてそんな「人生のマイナス」は、実は本当のマイナスではない、ということにも気づく。
例えば、苦労を重ねた人の方が、人生の経験値が高く、結局は大成するというは結構決まり切った物語でもある。
「予定した失敗をする」というのは奇妙な表現だけれど、詰まるところ「どれだけ失敗をして経験値を獲得していくか」というRPGのような話は、自分たちの実生活にも通用する法則なのだ。
失敗をしない、とか「チャレンジを避ける」というのは、そういう意味では人生の無駄遣いだとも言えるだろう。
むしろ「どんな失敗をするのか」とか「あえてどのくらい無謀なチャレンジをするのか」ということを戦略的に考え、どんどんチャレンジするのが一番のトレーニングになるのではないかと思う。
失敗の計画を考えてみよう。