藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

生保の本懐。

産経ニュース


生保の不払い、359億38社で44万件と。

3大疾病特約や通院特約などで、本来は支払われる可能性があるのに請求がなかったとして支払われなかったり、事務作業のミスによる不払いなどが多発していることが判明。


自分も保険金をもらうときの担当者(アジャスタ)の態度に覚えがある。


自動車で追突されたのだが、
電話で「お体、大丈夫ですか?」という保険会社の担当者のその声は、
間違いなく「まさか、人身事故になってないよね。保険金高いんだから」
というトーンだった。


車は全損したのだが、
「まだ直せば乗れますよ」と。


「じゃあ君が乗れ。」と言ったら「修理代、ずい分かかりますから」だと。


意味不明だ。


保険会社の本分。

自分の友人が、新宿の摩天楼を見たとたんに、

「なんで保険屋が、あんなゴツいビルを建てるのか。
あくどい事、やってんじゃないの?」

と喝破したのを思い出す。


保険はアクシデントへの備え、が第一義。


運用利回りとか、返戻金がどうとか、ゴテゴテ化粧してお化けみたいになってないか。


保険本来のメリットをきちんと理解してもらい、
然るべき時に「きちんと払う」のは保険会社当たり前の義務だろう。

「知っていたけど、請求されなかったから」とは噴飯もの。
万死に値う。

またまた「ズルい大人」を恥さらしだ。


この国はズルばっかりか。


会社の視線の「先」にあるもの

保険会社なんて万一の際、唯一頼られるような存在だ。


エンターテイメント系の会社とは違う。
より人間の「安心/安全」に近いところで機能する。(マズローの①)


社会性、公共性が高い。
高貴な仕事ゆえ、清貧でなくてはならぬ。と思う。


政治家とか、医者とか弁護士とかに近く。

「儲けに走る」からこんなことを引き起こす。


何十億もする絵を買ったり。


見ている場所が違うだろう。


視線を過(あやま)つと、大企業もサドンデス。


気をつけよう。