藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

安倍首相、辞意表明のニュース。

自分のところに友人からメールが届いたのが1時15分。


おや、と思いgoogleするがまだヒットなし。


googleの検索パワーをテストしようと、急遽ブログに上げてみた。
(ただ今13:40)



それにしても、妙なタイミングだ。



よほど、体調が悪いのではないか。


(時事通信hpより)


首相曰く、
テロ特措法は通したい。が、行き詰まり。


小沢代表との党首会談も断られた、との弁。


新たな総理の元で、テロとの戦いをすべきでは、と仰る。


「力強く政策を続けることは困難、と判断するに至った」
(テロとの戦いを継続するために辞める、と取れる)


まあ、こうなると批判の最前線にいた安倍総理


この後の人は大変だ。


もう「安倍だのみ」の隠れ蓑はなくなるわけだし。


投げた、というよりは様子が変。

記者「国際公約を途中で投げ出していいのか?」
首相「公約を果たすのが難しいので辞める」


記者「今度の国連(18日)までに新総裁を選ぶのか」
首相「自分が口を出すことではない。できるだけ早く選んで欲しい」


記者「戦後レジームからの脱却が遅れるとは思わなかったか?」
首相「ぜひ、それについては進んで欲しい」


記者「代表質問前に辞めるというのは、逃げていると思われてもしかたないのでは?」
首相「自分には所信表明で述べたことを実行する責任があるが、実行できない見込みなので、なるべく早目に辞める決心をした。」


記者「政策実行の困難さは、参院選後から変わっていないと思うが、なぜ今なのか?」
首相「局面を変える(辞める)必要を感じたのは、党首会談を断られ、私がいることが障害になっていると思った」


記者「(政策実行が)困難な状況に至った原因は何だと思いますか?」
首相「多々あるが、安倍内閣として国民の信任を得ることができなかった。それは私の責任だ」


記者「党首会談を理由にあげたが、今後できる見込みはあったのでは?あるいは新総裁なら党首会談は実現するのか?」
首相「私が民意を得ていないから党首会談ができない、ので次の党首で実現して欲しい」


記者「党首討論ができなくても、テロ特措法は通せたのではないか?それが理由では説明が不十分では?」
首相「特措法は中断させるわけには行かないと思った。新法での対応では中断、ということになる。そうなるより、今(辞意の)判断をするほうが混乱を招かずよいと思った。」


首相ともなると、こんなものだろうか。

テロ特措法が継続できなそう、なので辞める、と。


新たな総理の元で目指して欲しい。とも。

いま辞任して、新総裁を選んで、それで特措法の継続ができるだろうか。


本当の理由は健康上の何か別のことではないか、と思う。


昨年9月26日から、まる一年。

<安倍政権の歩み sankei webより>


 平成18年9月20日 自民党総裁選で安倍晋三官房長官(当時)が当選

        26  安倍内閣発足

     10・9   北朝鮮が核実験

        22  衆院神奈川16区、大阪9区統一補選で自民が連勝

     11・1   政府主催タウンミーティング(TM)のやらせ質問問題発覚
        
     12・4   郵政造反組11議員が自民党復党

        8   道路特定財源見直しを閣議決定

        15  改正教育基本法が成立

        21  本間正明政府税制調査会長が官舎への不適切入居問題で辞任
        27  佐田玄一郎行政改革担当相が政治資金問題で辞任
 平成19・1・9   防衛省発足

        9−15欧州歴訪、東アジアサミット出席

        10  松岡利勝農相の事務所費問題が浮上

        24  教育再生会議が第1次報告

        25  第166通常国会召集

        27  柳沢伯夫厚生労働相が女性を「産む機械」と発言
      3・25  能登半島地震

        26  平成19年度予算成立

      4・6   日本版国家安全保障会議(NSC)創設関連法案を提出

        11  温家宝中国首相が来日、日中首脳会談

        22  参院福島、沖縄両選挙区統一補選で与野党が1勝1敗

        23  平成20年の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)開催を決定

        27  ワシントン近郊の大統領山荘キャンプデービッドでブッシュ大統領と会談。5月3日まで中東歴訪

      5・14  憲法改正のための国民投票法成立

        18  集団的自衛権行使の憲法解釈見直しを検討する有識者会議が初会合

        24  2050年までに世界全体の温室効果ガス排出量半減の長期目標を発表

        28  松岡農相自殺

      6・1   教育再生会議が第2次報告

        6−8 主要国首脳会議(ドイツ、ハイリゲンダム・サミット)

        20  教育改革関連三法が成立

        22  国会会期12日間延長を議決

        30  年金時効撤廃特例法、社会保険庁改革関連法、改正国家公務員法が成立

      7・3   久間章生防衛相が原爆投下「しょうがない」発言で辞任
        5   国会閉幕。首相、公的年金記録不備問題の対応策発表

        7   赤城徳彦農相の事務所費問題が表面化
        16  新潟県中越沖地震

        29  第21回参院選自民党は37議席と惨敗、与野党逆転。首相は続投表明

        30  米下院本会議が、日本政府に従軍慰安婦問題の公式謝罪を求める決議を可決

      8・1   赤城農相辞任

        19−25インドネシア、インド、マレーシア歴訪

        27  自民党役員人事、内閣改造

      9・3   補助金不正受給で遠藤武彦農相が辞任。坂本由紀子外務政務官も収支報告書の改ざんで辞任。

        5   鴨下一郎環境相政治資金収支報告書に「誤記」判明。上川陽子担当相も記載漏れ発覚。

        10  衆参両院で所信表明演説

        12  首相が与党幹部に辞意を伝える

成人用オムツを使わねばならぬほど、体調も崩していたと聞く。


時期はともかく、退いてよかったのだと思う。