藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

Googleの勢い。


Googleがインターネットクーポン最大手のグルーポンを買収するという。
買収価額は4200〜5000億円。
決して少額ではない。
ということは、Googleにとって「是が非でも欲しい」という態度の表れである。
youtubeの時もそうだった。


動画の将来への可能性、と同時にいわゆる「ネットショッピング」の中でその「クーポン」の占める重要性を認識したことが今回の巨額買収につながっているのだと思う。
(この事実は今後の自分たちにもとても参考になることである)


今後のe-コマースに於いて、この辺りの「ショッピングアプリケーション」をGoogleがもっとも重視している、ということのようにも取れる。
また携帯端末のアンドロイドOSなど、Googleの戦略の一つ一つの「点」をつなげて考えてみると「線にも面にも」なってくる。


「あらゆるネット上の情報を整理しつくす」という同社の社是は、「表側」では確実に、盛大に進行しているように見える。
が、「裏の情報」ともいえる個人情報や決済、セキュリティについての言及はまだない。
表の世界、の競争に勝負がつけば、つぎは「裏世界・勘定系の世界」に舞台は移るだろう。
Googleの本当の試練は、その裏世界にあるのではないだろうか。
表でのあまりに見事な活躍ぶりを見て、そんなことを感じた。

グーグル、クーポン共同購入サイト買収へ 過去最高額
買収額50億〜60億ドルか

シリコンバレー=岡田信行】米欧メディアは30日、インターネット検索最大手の米グーグルがクーポン共同購入サイトの米グルーポンイリノイ州)を買収する方向で大詰めの交渉を進めていると報じた。
買収額は50億〜60億ドル(約4200億〜約5000億円)とみられ、グーグルの買収案件では過去最高額。
地域密着の事業を展開するグルーポン買収で広告事業を強化する。


米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)などによると、両社は週内にも合意する可能性がある。
グルーポンイリノイ州シカゴで2008年に創業したベンチャー
レストランや小売店、レジャー施設が発行する割引クーポンを共同購入するサイトを運営する。
地域や購入期限を限ったうえで大きく割引するクーポンを多く扱い、日本や欧州にも進出している。


30日の米株式市場でグーグル株は売られ、前日終値に比べて4%以上、下落して通常取引を終えた。
グルーポンの買収額が巨額なうえ、欧州連合(EU)の欧州委員会がEU競争法(独占禁止法)に基づき、グーグルの検索表示で同業他社が不当に扱われていないかどうかを調査すると発表したためだ。