藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

滅びの予兆。

ここ数十年の間で、残念ながら滅んでゆく会社をいくつか見る機会があった。
そこで感じたリアルな感触は「浮世離れ」だった。

重要な取引先が倒産しそうだ、とか開発のプロジェクトが失敗する、とかそうした「目に見える危機」には意外に自分たちは「いち早い反応」をするものである。

ところが中小企業の危機管理は、経営者の「感覚次第」なところがあり、ある部分のセンサーが鈍いと、致命傷になりそうでも気づかないこともあるのである。

自分の社内で起きているできごとや、取引先、仕入先の情報とか、また同業仲間からの情報に接して「おや?」と思うことがあれば、「これは何かの兆候ではないか?」と推量してみることは非常に重要だと思う。
で、同様のことは「個人対個人」でもまったく同様で、付き合っている彼女の様子が「あれ?どうしたのかな?」と感じたら、何か原因がないかを一通り考えてみた方がいい。
そんな"違和感"を感じる繊細さはとても大事だと思う。
(つづく)

汚染水漏れ審議、国会先送り 五輪招致への影響考慮
東京電力福島第一原発放射能汚染水漏れをめぐり、衆院経済産業委員会の閉会中審査が30日、9月中旬以降に先送りとなった。経産省が来週中に打ち出す汚染水対策を見極めてから、審議日程を再調整する。9月7日の国際オリンピック委員会(IOC)総会前に、委員会審議が紛糾すれば、2020年の東京五輪招致に影響しかねないとの判断も働いた。