藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

女性の見切り力。

低糖工房のパンセット

低糖工房のパンセット

ここ十年に糖質制限の話題になり、かなり多くの人に紹介したりしてきた。
実に八割がたの人たちが、一旦は「私もトライします!」という感じで、最初は色々と質問が来たりするのだが。
今見返してみると、女性でずっと糖質制限している人は皆無である。
一方男性は半数程度が「糖質カッター」のような存在になり、そういった仲間が集うと、まるで高齢者の集まりのような「糖分談義」になって周囲からは完全に浮いている。(嘆)(そりゃトンカツを頼んで衣を全部剥がして塩で食べる、とか言ってりゃおかしいよね。)

実際には肉魚や野菜、穀類やそれらを使った加工品、そしてお酒の種類とその糖質含有量、さらにはそういった食品が美味しく食べられるお店とか、また糖質制限の歴史とか実際のレシピとか色々と話題はある。
(のでこの話題はあくまで「尋ねられたら応える」という風にしないと自分からベラベラ話すと引かれることも多いので注意してます)

ところが(さっきも言ったけど)自分の周囲では女性で制限を継続している人は皆無である。
とは言ってもダイエットの話題は好きらしく、やれジョギングのウェアだのアップルウォッチがどうのと興味はあるらしい。

不思議に思って先日、強い興味を持って実践していた居酒屋のママに「糖質制限はどうして止めたの?」と聞いてみたら「ああ、あれじゃあ生きている意味がないもの」と即答。

ママは今も丸々として恰幅がいいが、「食べる楽しみとダイエット」を比較すると勝負にならないということらしい。
他方、男性諸氏は「たまに夜ラーメンを食べちゃったりするけれど、翌日からは罪悪感を強く感じてまた始める」と未練がましく続けている人が多い。

「楽しみを押し潰してまでの制限などしない」という女性の割り切りはすごいというか、男性のこだわりもなかなかのものというか、ともかく「美味しい低糖食品」がこれからも増えてくることを願っている。