藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

物流革命。

ウーバーが「Uber eats」を始めるという。
配達料が無料という破壊っぷりだ。
ふ、ファインダインは存続できるのだろうか。(大汗)

中国とはまた事情が違い、規制でタクシー業界や行政がグズグズしている間に、どんどん「物流系」はシェアの浸透が進むに違いない。

次は「ウーバーパーチェス(買い物)」とか「ウーバーペイ」とか「ウーバーミート(出会い)」とか、どんどん出てくるのではないだろうか。
"安全と信用"が担保されていれば、「お互い様」でやれることは沢山ある。

yahoo知恵袋なんかとは一味違う「ウーバー相談」なんかもどうだろう。
「ウーバー一人飲み」とか。これはないか。
「ウーバー自炊」はありそうだ。他炊か。(ぜひお願いしたい)

こうなってくるとトレンドはかなり「ボランティア(自発)的」な感じを帯びてくる。

電車やバスで席を譲る、くらいの感覚で「やっときますよ」とか「お駄賃程度で」という感覚でも十分動機になるだろう。
さらに「お困りでしたら」という感覚も湧きやすい。

ウーバー一人飲みはよく分からないが「ウーバーワイン」はありそうだ。
一人じゃ飲みきれないワインも二人なら二本空けることが可能だし、て。

ウーバー、日本で出前サービス 市民が「足」に
 シェア(共有)エコノミーの波が「出前」にも広がってきた。配車アプリ大手の米ウーバーテクノロジーズは28日、飲食店がつくる料理の宅配サービス「ウーバーイーツ」を29日から日本で始めると発表した。ウーバーが仲介し、事前登録した市民が料理を届ける。消費者は自宅で有名店の料理を楽しめる。将来は小包などの配達サービスに発展し、既存配送会社と競合する可能性もある。

 ソファでくつろぐ男性がスマートフォンスマホ)の画面で高級弁当を注文する。時を置かず、自転車に乗った男性が届けに来る。ウーバー日本法人が都内での記者会見で披露した映像では、配達員が都内を走り回る風景が強調されていた。

 カナダ・トロントを手始めに昨年12月から始めたサービスだ。これまでにサンフランシスコやパリ、ロンドンなど7カ国33都市に広がっている。消費者から注文を受けてから手元に届けるまでの時間は平均34分という。

 最大の特徴は飲食店の店員ではない市民が配達員になる点だ。自分の自転車やバイクで、アプリの指示に従って食事を届ける。働くのはいわば「暇な時間」だ。記者会見に登壇した日本法人の高橋正巳社長は「空いている時間を生かす新しい仕事のスタイルを提供する」と語った。

 飲食店は注文が入るとウーバーのシステムを通じて近くにいる登録者に配達を依頼する。店側は店員や配送車両を確保する必要はない。サービス開始時点で登録者数は約1千人という。

 配送地域は東京都渋谷区と港区の一部地域で始める。この地域で登録している飲食店は150店以上。高橋社長は「提携先の6割以上はデリバリーサービスを初めて手がける」と説明する。

 クレジットカード決済で現金のやりとりはない。収入はウーバー、飲食店、配達員で分け合う。配達料は当面無料だが、今後は料理の代金に上乗せする方針だ。

 課題は「運ぶ品質」だ。配達員になるには身分証明や説明会の受講が必要だが、厨房で作った直後の見栄えや質を落とさずに届けるには、それなりの経験がいるだろう。専用の容器を支給するというが、料理をひっくり返すといったトラブルがないとはいえない。

 ウーバーは配車アプリと同様に飲食店と消費者の双方が配達員を評価する仕組みを導入するが、トラブルが発生したときの補償は店側と配達員に委ねている。

 料金の配分比率も課題だ。英主要メディアは8月に、ロンドンで利益配分が少ないと訴える配達員が相次ぎ「ストライキ」も計画されていると報じた。ウーバーは配分の割合を明らかにしておらず、透明性を高めないと登録者拡大のネックになりかねない。

 ウーバーは米国で食品以外の宅配サービスも展開する。料理の分野で築き上げる配達員ネットワークを通常の貨物配送に生かす可能性もある。ある陸運大手の幹部は「ウーバーが新たな競合相手になる可能性はある」と危機感を示す。

(花田亮輔)