藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

プロの目を意識しよう。

金融機関に長年勤める友人曰く。

『「確たる方針なしに株や先物やFXに手を出す個人投資家」を見ていると、「まるでゲリラの掘った落とし穴に、次々とはまってゆく歩兵」を見る思いがする』と。

「そこ」での経験がないから、経験者ならわかる簡単な落とし穴に、易々と次々にハマってしまう。

日常の社会では「プロとアマ」が同じ土俵でハンデなしに真剣に戦う、というのは「エギジビジョン」でもない限りはない。

けれど「そんなシチュエーション」は実はいくらでもありそうだ。
仕事では特に「アマとプロ」という分類はない。

社会で仕事をすれば、一見「誰でもプロ」のはずだ。
でも実態は「まだらまだら」だ。

ある業界ではプロでも、ある業界では素人だったり。
投資ではプロでも、サービスでは素人だったり。
営業のプロでも財務は素人だったり。(これはよくある)

つまり「ある経験者」から見れば実に見えやすい道筋も、
経験のない人には全く見えないこともあるということだ。

"他人の経験に学ぶ"ってことだろうか。
何でも「どうしたらいいですか」とばかり聞くのはうんざりだが、色んなことには「その道のプロ」がいる。

そのプロにまず注目せずして、その後の成功はないと思う。
そして、そういうプロの経験は、大抵は書籍になっていたりもする。
せっかく手がけることなら、入念に準備して臨みたいものだと思う。
改めてですが。