藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

成果報酬型社会。

*[次の世代に]結果にコミットしてみること
シェアビジネスは、間違いなくこれからのキーワードだと思うが。
広告業界リクルートでは当たり前の「成功報酬」もこれからまだまだ広がりそうだ。
荷物の宅配も。
食事の宅配も。
「一便に対していくら」になる。
 
これは「きちんと結果を計る時代」ということだろうか。
では食堂でも居酒屋でも「美味しかったら」お金を払う。
(今でもそうだが)
 
小売でもサービスでも「受けてみて満足ならいくら」「いまひとつならいくら」「気に入らないなら買いません」という時代が訪れそうだ。
 
さらに人間関係でも成果報酬になるのだろうか。
「今月の君の報酬は80%だ」というのは、分かりやすいが世知辛い。
「今月のあなたの付き合い方は30%以下だわ」なんて。
 
けれど自分たちはつい「プロセス重視」で結果を外部環境のせいにしたりするものだ。
恋愛のプロセスにはともかく、「成果についてシビアになる」という試みはもう少しあっていいのかもしれない。
 
 
アスクル傘下のエコ配、荷物量で報酬支給 働き方多様に
2019年5月22日 19:30
アスクル傘下で配送サービスを提供するエコ配(東京・港)がオフィス向けの宅配で、配った荷物の量に応じて報酬を支払う働き方の導入を始めた。配達員は1日2時間のシフトから勤務が可能で、空き時間を活用して働くことができる。宅配業界で人手不足が続くなか、柔軟な働き方ができる点を訴求して配達員の確保につなげる。

1個150円の報酬

エコ配は物流拠点から企業まで自転車などを使って配送を手掛けている。2月、東京・中央で「エコ配フレックス」と呼ぶ新しい働き方を導入した。報酬は時給制ではなく、配った個数に連動。1個あたり150円が配達員の報酬となる。
配達員はアプリを見て配達先を確認する
仕組みはこうだ。配達員は出勤を希望する日の午前7時までにシフト希望を申告する。シフトは午前9時~正午、午前11時~午後2時、午後4時~午後6時の1日3枠を用意している。
配達員はまずエコ配の営業所に出社し、その日配る荷物を受け取る。配る荷物はアスクルの事務用品で届け先は営業所から半径数百メートル圏内にある。各配達員は専用のユニホームを着用し、台車に荷物を載せて配送先に届ける。自動車での配送はしておらず、運転免許証は不要だ。
配達にあたっては専用のアプリを利用する。その日に配る荷物の配送先がアプリの地図上に表示され、配達員はそれを見て届け先に荷物を届ける。
1回の勤務で配る個数は午前9時~と午前11時~のシフトでは平均40個程度、夕方は約20個。効率的に配送できれば、時給換算で1時間3千円も可能だ。
フレックスの配達員が働くのはエコ配が東京都中央区に持つ10カ所の営業所のうち4拠点。その4営業所で約100人が登録している。応募者に対してはエコ配の社員が面接し、採用となった配達員と業務委託契約を結ぶ。配達員は10代~50代まで幅広く登録しており、フリーターが6割、大学生が2割を占めている。
エコ配フレックスを始めた狙いについて片地春幸管理本部情報システム統括部長は「宅配の人材確保が難しくなってきている一方、ワークシェアが進んでいることに注目した」と話す。

「ウーバーイーツ」事務用品版

念頭に置くのが米ウーバーテクノロジーズが展開する飲食店の料理宅配サービス「ウーバーイーツ」だ。配達員として登録する一般の人が暇な時間を使って料理を届ける仕組みで、空き時間を有効活用できる働き方として定着しつつある。
エコ配フレックスは「ウーバーイーツ」の事務用品版だ。届け先は現在はオフィスに限定しているが、今後は個人宅への配送も検討。対象エリアも東京都中央区から都内や大阪、名古屋などへの拡大を狙う。
人手不足のなか、金銭面の待遇だけでなく柔軟に働くことができる点を訴求して配達員を確保する取り組みは今後、広がりを見せそうだ。
(企業報道部 今井拓也)
日経産業新聞 2019年5月22日付]