藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

老化の兆し

*[老化]ダラダラできない。
普段生活しているとそれほど意識する事は無いけれど、飲食店で料理人の仕事ぶりを見ていると、つくづく段取りの仕方が大事なことを痛感する。
決まったものを順番にただ作るだけならそうでもないが、一気にしかもバラバラのオーダーが入ったりしたときにどの工程をどの順番に行うのか素材ごとの調理時間を考えながら、ベストのタイミングで出せるための段取り力というのは凄いものがあると思う。
 
 実は仕事でも、何か結果に物足りなさを感じる時は、まだまだ「段取り不足」だったと言うことが多い。
なので、相手からどのような反応があるかということを、幾重にも想定しておくと上手くいくことが多いのは正直なものだ。
また逆に、準備の足りないプレゼンで失望したことのある人は多いのではないだろうか。
 
ところで、仕事にせよ遊びにせよ、若い人はあまり段取りを考えないように見える。
遊びに行っても食事にしても、「これからどうする?」というのが平気な様子だ。
一方自分は次の予定や、その後の段取りが気になって仕方ない。
ダラダラすることへの嫌悪感が強くなっているのだ。
 
つまり「必ず段取って動く」と言うのは、自分が老化していることの証なのに違いなく。
そしてそれは年々加速している。