藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

流れにのらず

*[次の世代に]スクラッチから探す仕事。

この時期になるとアルバイトの学生さんから「今年も就職しないんスよ」という話をよく聞く。

思い返せばここ5年くらいに顕著な感じだ。

飲食店などで働く大学生たちが、そのままアルバイトを継続しているのが目立つ。

(中には東大で学部を渡り歩きながら大学院に通う猛者もいた)

全体的に感じる印象は「いい加減」ではなく"健全さ"だ。 

 自分も30年前は信じて疑わなかったが、学生が揃いもそろって「メガバンク」とか「七大商社」とか「NTTとかJRとかJCB」とかに大挙して押しかけていたのは、今のセンスから言えば気持ち悪いと思う。

まあ「正解が分かりやすい時代」だったという一言に尽きる。

いわゆる「エリートコース」とか「出世の道」とかがあった時代から、「"自分にとって"何がいいか」は自分で決めてゆく時代への大きな変化が起きている。

 これには、より「早く気づいて」正気に戻った方が得をする。

今安易に大企業に就職せず、悶々と何かを感じながら過ごしている人たちが「何か心に響くもの」を見つけた時がスタートである。

"ピン"と来るものがないのに「ただ流れにのる」というのが一番時間がもったいない。

 

トライ&エラーを前提に、いろいろとあたってみるのが今流なのに違いない。