藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

デジタル庁(2)

*[ウェブ進化論]抵抗の理由。

厚労省経産省国交省文科省など、さらには財務省や税務も巻き込んだ統一のシステムの構築には、おそらくまだ何年も迷走が続くと思うから、最初にまず一発で実現可能なあたりからデビューしてもらいたいものだ。

 

例えば、日本は世界有数の安全な国だといわれているが、そのためのインフラ予算は警察庁だけでも毎年3200億円かかっている。

IT技術で大幅に保安関連の人員が削減できるだろう。
街中をモニターすれば犯罪の抑止効果も大きく、何なら望む人には私有地にもカメラを置いてもいい。

そう思わせるだけの「安全な管理」がなければできない話だが。

だから"鉄壁のデータ管理"が必要になる。

「国家権力よりも重いデータベース」を構築しなければならないだろう。

けれどもう方法論はあるので、それほど技術的に難しいことではないと思う。

それはともかく。

それにしてもIT化でここ4-50年、まるで変わらない日本人の性質は「合理化されると自分の仕事がなくなる」と考える人が少なからずいることで、こうした考え方をまるっきり変えていかないと、この"IT化抵抗問題"はなくならないだろう。

 
以前も書いたけど、若い人には「年寄りの根こそぎ退場」を待ってもらうのも手だが実に辛気臭くて迷惑な話
さっさと「しがみつく大人や老人」たちにお暇いただくことを考えたい。
(つづく)