*[ウェブ進化論]スピードを意識。
三十年前には異業種交流会などで、最も若手のグループにいたのが、今は昔。
ここでも一周回ってしまった。
「父と同い年ですね」とか「オリンピックイヤーですね!(生まれた年やから知らんわ)」とか「大阪万博ってどうでした?(それは知ってる)」などと言われるとしみじみ感に浸ってしまう。(遠い目)
三十年、大昔(汗)。
体力とか、新しいテクノロジーへの取り組みとか、どうしても若い世代には敵わなくなってくる。
LINEを駆使して会員を募ったり、ゲームコンテンツと提携してクロスセールスをしてみたり、「SNSを中心にしたあらゆる可能性」をどんどん試す発想にはただ感心してしまうばかりだが。
IT業界は特に「自分の老いとの競争」を意識する必要がある。
立ち止まっているだけで周囲が先へ先へと進んでいくようだ。
そこで歳をとってもできること。
それは「スピード」。
すごく「多くのアクションを同時にすること」はできなくなるが、「吟味して選んだことをすぐにすること」なら可能。
ここでも「引き算」だ。
自分が"これ"と選んだことについては、スピード感を大事にする。
そんな風に世間の中での「戦い方」も変化してゆく。
だから歳をとってもやり方はあるのだ。
若い頃と同じ土俵で、いきなりリタイアするのはもったいないのではないだろうか。