藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

今の速度を計ってみる。

フルスピード、というのは文字通り全速力、という意味だ。
「そのものの持つ能力の全開」ということだ。
車のエンジンなら最高出力で走っている状態。
当然「そのまま」では長くは保たない。
それはともかく。

五十年ほど生きてきて「人生のスピード」ということを考えた。(でたでた)
おっさんは、しばしばそんなことを考えて感傷的になる。
少女に還るおっさんだ。
まあそんなもんだ。
それもともかく。

まず、生まれてから社会人になるまでは「仮免許」だとしよう。
だからそもそも「スピード測定の対象」にはならない。
けれど学生なのに「猛スピードで走れるやつ」は存在する。
もともとのエンジンの排気量が大きいとか、高性能だとか。

そう。
そもそも「絶対値」としてどのくらいのエンジンを抱えているか?ということも(スピードの測定には)ある。
そして思う。
スピードを追求していた若い頃には「スピードそのもの」が魅力だったのに、時が過ぎればそれは重要なことではなくなっている。
価値観の変遷ってそれくらい自分の全てを変えてしまうものなのだ。
だから「今の自分は何が目盛りなの?」ということにはいつも注意を払っていたいものである。