藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

達人ですらやること

*[ウェブ進化論]要はイメトレ。

先日優秀な外科医に話を聞く機会があったのだが、手術の腕は「イメージ力しだい」なのだという。
腕の良い外科医ほど、手術前の趣味シュミレーションを怠らず、また「まだ未知の患者の体内を、現在得られるデータを元に考え尽くす」ということらしい。

この話を聞いて、「あ、ビジネスと一緒やん」と思った。

ビジネスでは、人の命を預かることはあまりないが、それでも「勝負どころ」というのはしばしば訪れる。

例えば大事なプレゼンやセミナーなどがあると、「できる奴ほど」事前の準備が念入りなのだ。

プレゼンの達人といって良い、大前研一さんでもテレビの収録や大事なプレゼンでは自分でビデオ撮影などして準備を怠らなかったという。

つまり「準備」というのはそれほど大事なのだ。

こういう「生活の基本」を第一に若い人に伝えるべきではないだろうか。

 

カッコよく、一見その場しのぎで成功しているような、ネット上の有名人たちも、実は「物凄い下準備」をしていたりする。

表にさらされる部分は、そんな「下準備の末の最後の演出」なのだと思うと、単なる偶然の成功と思えていたものが、「周到な段取りの成果だった」ということを知ってもらいたい。

達人たちが怠らない「事前準備」を自分たち凡人がしないで、成功などは覚束ないのは当たり前だ。

達人の裏側を見習い、まずは基礎から身につける必要があるのではないだろうか。