藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

正解づくり

*[次の世代に]正解を編み出す。
自分の友人の年代も、いよいよ定年を考える時期(3-7年)になり、例えば高級官僚や、大企業の幹部になった友人から「ため息」を聞くことが多い。
昨日、利権の話をしたけれどそうした「権力の中枢」に近い人ほど懐疑心も強いように思う。
もちろん自己否定しない人も多い。
何十億円を超えるプロジェクトをいくつも受注したとか、重要な法律の草案を作ったとか、当時は生き生きと話していた彼らだが、果たしてそれが20歳ごろに戻って「改めてそれをやりたいかどうか」を考えるとどうも必ずしも一致していないようだ。
 
友人たちやその知り合いには、まだまだ「生涯現役」で政治家になったり子会社に出向しながら頑張る人たちもいるけれど、「そういうの」がお手本になっていない。
むしろ40歳でいわゆる脱サラをして、静岡でペットショップを始めたり、山梨でペンションを開いたりしている仲間のことが話題にのぼっている。
 
教訓は二つある。
一つは「若いひと」はそんな今の"中高年の本音"をよく聞いてみること。
もう一つは「そうした中高年のこれから」を「活かすような仕組み」を考えることができれば"前途は明るい"ということだ。

 

時代の変わり目では「以前の正解」が、これからの正解ではなくなる。

そして「新しい正解の一つ」を編み出せるかどうかが、これから生きる能力になると思う。