藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

それがFIRE

*[ウェブ進化論]本音の時代に。

昨日も似たような話だが、先日「FIREしたい」という若者たちの話を聞く機会があった。

経済的に自立して「ただ遊んでいたい」のかと思ったらどうも違うらしい。

どうも「よくよく冷静に考えてみたら、「お金を稼ぐためだけの仕事」に面白いと思えるものがほとんどない。

どうも世の中の仕事は「クソ仕事」ばかりに見える。

けれど街中ではお金がないと暮らせない。

だから"都会で暮らすためのクソ仕事から解放されたいのだ"ということらしい。

なるほど。

というか、気づいてしまいましたかソコに。

AI脅威論できゃあきゃあ言わずとも、「なんでわざわざ人がやってるの」という仕事は見回せはまだそこいら中にある。

昔は改札の切符切りとか、夜中の警備員とか、リヤカーでの移動とかをみんな大真面目てやっていたのだ。

けれど「そんな目」で見てみると「わざわざ人がやらなくても」とか「その仕事、本当に必要なんですか」というような"ルールありき"とか"常識ありき"の仕事が、実はかなりつまらないものだ、ということに今の若い人は気づいているのだ。

もう価値観の違いだから、彼らに「経済成長こそ」とか「出世しないと」とか「家庭を持とう」とかお題目を唱えてもてんで響かない。

もう魔法は解けてしまったのだと思う。

素面に戻った彼らにかけるのなら、別の魔法が必要だろう。

儲からなくても楽しいよ、とか。

スキルアップだけ考えていてもいいよ、とか。

 

新しい魔法を考えましょう。