藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

終幕の前

*[次の世代に]ラスマエの幕開け。

もう10年後にはかるく年金を貰う年齢になっていると思うと、まるで"美女と野獣"の呪いにでもかかったような気分になるが、その原因は「これほど精神と肉体の老い方が違うもの」だとは知らなかったからだ。

自分で意識できるほどに精神は老けず、逆に肉体は確実に老いてゆく、ということにリアルな恐怖が募る。

精神と肉体の差は広がる一方なので、恐怖は強まるが一方、気にしても仕方ないさ、と諦めの境地にもなったり。

なので健康や病気などに過分にナーバスになってしまうのは、なんとも皮肉なことだ。

 

年を重ねると、何十年もある自分の過去を振り返り、「10年とか12年刻み」とかそんな単位で、自分が何をしてきたかと振り返ることも多い。

なんでそんなことを考えるのかというと、自分の残り少ない「一帯(ひとおび)か二帯」をどう使うのかを、慎重に考えたいからだ。

つまり残り少ないことがリアルに感じられるので、これからを考えるために過去を振り返ってみることが多くなるわけだ。

で、そんなことを感じないのが若さの証、なのだと思うが「多分あなたたちもそんな心境になりますよ」とだけ伝えておきたい。

 

さてラスト2ステージで何をやりますか。