藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

支配空間

*[ウェブ進化論]最適な六帖。

コロナ騒動でテレワークが広がり「広い家」が人気になっている。

働く世代にとっての家は「寝ること」が主目的だったが、働く場所がゴロッと家の中に移動したわけで無理もない。

 

ところで以前一人で「大きめの部屋」に暮らしたことがあるのだが、思いもかけず「使いこなせていない」ことに気づき驚いたことがある。

せっかく広いリビングなのに、自分はいつも端っこにおいた机にばかりいて、置いていたソファなどにはまず座らない。

そういえばアメリカに住む親戚も、家は広いが自分の書斎は六帖くらいだった。

自分の経験でいえば使いこなせる書斎は十帖までだと思う。

 

広い部屋は気分はいいかもしれないが使えない。

昔読んだ本に「人はソファの隙間や壁際の場所に安心感を覚える」と書いてあったことを思い出した。

確かにソファの間に手を入れてみると心地いい。

安定するのだ。

そういえば、アメリカのコンビニで行ったトイレはものすごく広くてドアから距離があって非常に不安を覚えたことを思い出す。

 

自分の空間は合理的に作りたいものだ。

それにしても大豪邸に住んでいる人たちは一体どんな暮らしをしているのだろうか。